ぼっち社会人による洋画レビュー

週一回ペースで大好きな洋画を紹介します。拙い文章ですが自由にレビューしていきます。

ぼっち社会人が呟く 洋画レビュー「フレンチ・ラン」

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●大体のあらすじ

CIAのはぐれ者捜査官とスリの天才がコンビを組み、テロ事件の犯人捜索のためパリを奔走するバディムービー。

革命記念日前夜のパリ市街で爆弾テロが発生。過去に命令を無視してテロリストを射殺したこともある、CIAきってのアウトロー捜査官、ブライアー(イドリス・エルバ)が捜査を担当することになる。

ブライアーは早速、容疑者として浮上したスリの若者マイケル(リチャード・マッデン)を確保するが、マイケルが濡れ衣を着せられていることを感じ取る。マイケルのスリの腕前を買ったブライアーは、無実の証明のために捜査に協力するよう持ちかけ、マイケルもそれに応じ、2人は真犯人を探してパリの街を駆けめぐることとなる....

 

●偏見交じりの登場人物紹介

まず物語のキーパーソンであるスリの達人マイケル(リチャード・マッデン)が半端なくチートキャラ、作中でスリに失敗するシーンはほぼなく、強面捜査官ブライアーに「俺から財布を盗ってみろ」と腕試しを迫られるも「財布を一度抜いてから中身だけ取り出して、元に戻す」をやってのけ盗みのテクを披露したり「別の方向に意識を向けさせて抜き取る」など正直スリだけで言ったら作中最強(逃げ足も最速)

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リチャード・マッデン

 

マイケルのお目付け役ブライアー(イドリス・エルバ)もよく考えてみたらかなり強い。ヒョロいデスクワーク専門っぽい上司の命令はほぼシャットアウト、早い段階で爆破事件の真相に近づき犯人グループを追い詰めたり、最後の戦闘シーンでは敵側の精鋭達を一人ボコボコにするなど、現実で会いたくないタイプの喧嘩っ早さ、観ていて爽快。

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イドリス・エルバ

 

二人の掛け合いは騙しあい×騙しあいみたいだった、

作中で度々、強面捜査官からマイケルが逃れようとするが、(ウソの)身の上話を聞かせて踏みとどまらせ、マイケルに「あんた本当に捜査官かよ」とか「またどうせ嘘だろ」とか言われる始末で、どっちが悪人か分からないよって場面が結構あって笑えた。

 

●ざっくり話の流れ

  • いつも通りスリをしていたマイケルがとある女性からぬいぐるみ入りのバッグを盗む
  • ぬいぐるみは爆弾でマイケルが誤って住宅地で爆破してしまう。革命記念日前夜だったこともありテロ犯に間違われるマイケル。
  • 本当の爆破テログループ × 爆破テロ犯に間違われたマイケル × マイケルを追うCIA(主に強面捜査官一人) の三竦みで鬼ごっこ開始
  • 爆破テロが実はパリの警察隊が計画したクーデターの一歩だったことが判明
  • 本当の爆破テログループ(パリの警察隊)をとめるべく強面捜査官とスリの天才が反撃
  • クーデター阻止は成功し、マイケルは過去の盗みを償う代わりに強面捜査官に雇われる.....
 

●総合評価 ★★★☆☆(3)

構図もわかりやすく流れるように話が進んでいくので飽きない。
マイケルとブライアーのタッグが強すぎて犯人グループが哀れだったが、そこがこの映画の魅力に一つだと思う(要は最強タッグの無双映画)
観ている僕でも途中から真
犯人が分かったり、真犯人を騙す最後のシーンも何となくトリックが読めてしまったため星3つ。
ちなみにイドリス・エルバダークタワーの時が一番好き、銃×黒人は本当に色気あると思う。
観る映画に困ったら軽くお勧めできる一本、面白かったです。
 
気になった方は是非、予告編やら本編やら観てみて下さい。
※ 主演2人のインタビューも載せておきます。